毛穴を目立たなくするためには? 毛穴のタイプ別、おすすめお手入れ!

ひらいてしまった毛穴に悩む女性は多いのではないでしょうか? 朝鏡を見ると、顔にぽつぽつと見える毛穴・・・それだけで一日中憂鬱になってしまいます。毛穴を隠そうとメイクをしても、逆にファンデーションが毛穴落ちして目立ってしまうなど、なかなか上手くいきませんよね。

今回は、そんなよくある女性のお悩み、毛穴について、タイプ別に原因やおすすめのお手入れ方法をご紹介します。

■毛穴の種類3タイプ。どれに当てはまる?

毛穴のタイプには3種類あります。

まずはそれぞれのタイプについての特徴と、その原因を見ていきましょう。

ひらき毛穴

皮脂が過剰に分泌されることで、顔の毛穴が全体的にひらいてしまった状態。顔全体に皮脂が分泌されてしまうため、オイリー肌や混合肌の人に多いタイプです。オイリー肌の人は皮脂腺が発達してしまい、毛穴そのものが丸く広がって毛穴の目立ちに繋がります。

また、肌の乾燥によって水分量が減少することで皮脂の分泌が過剰になってしまい、水分・油分のバランスが崩れることによっても起こります。

特に鼻周りやTゾーンなど、もともと皮脂の量が多い部分はさらに毛穴が目立ってしまいます。

・たるみ毛穴

30代以降に多い、肌の老化によってハリの低下などが原因で起こる毛穴のひらきです。たるみ毛穴は頬に多い症状。肌がたるむことで毛穴を支えきれなくなってしまい、目立ってしまいます。ひらいた毛穴の形が縦に伸びた涙型に見えることが特徴です。

また、毛穴が皮膚に落ち込んでしまい、毛穴同士が繋がって帯状に連なって見える場合もあります。一度たるみによってひらいてしまった毛穴を完全に元に戻すことは難しいため、肌の老化をストップさせ、それ以上目立たせないことが重要となってきます。

つまり毛穴

毛穴に角栓が詰まって白く見えたり、さらに酸化して黒ずみになってしまう毛穴をつまり毛穴と呼びます。

角栓の原因は皮脂や汚れ。これらが空気に触れることで酸化し、黒く変色してしまうことで、黒ずんだプツプツが鼻やTゾーンに目立ってしまいます。いわゆる「イチゴ鼻」もこのタイプ。しっかりと毛穴のなかの汚れを取り除いてあげることが重要です。

それぞれの毛穴タイプにぴったりのお手入れ方法とは?

毛穴タイプを3種類紹介しましたが、それぞれ原因はまったくバラバラ。毛穴のひらきを目立たなくするポイントは、それぞれの毛穴タイプに合った適切なケアをすることです。

ひらき毛穴

原因は皮脂の過剰な分泌のため、朝晩の洗顔が大切です。余分な皮脂が顔に残っているとそれ自体が刺激になってしまうので、やさしく洗顔を行い、さらに日中、皮脂が気になってきたらティッシュペーパーや脂とり紙などでこまめに皮脂を抑えてあげることが重要。オイリー肌の方は、皮脂量が多いため肌は乾燥していないと思っている方が多いですが、実は乾燥が原因で皮脂の分泌量が増えている場合も多くあります。

皮脂が多いからといってスキンケアをおろそかにせず、保湿力の高いコスメで水分を補ってあげることを忘れないようにしましょう。

皮脂を抑制する効果のあるビタミンC誘導体を配合したコスメや、ピーリング化粧品を使うのもおすすめです。ただし、ピーリングは肌に刺激になる場合も多いので、頻繁に行うのではなく、週に1回など間隔をあけてケアするようにしましょう。

たるみ毛穴

肌の老化によるハリの低下が原因のため、コラーゲンやエラスチン、ペプチドなどに着目した化粧品を使うのがおすすめです。コラーゲンを増やしターンオーバーを整えるはたらきのあるレチノールや、抗酸化作用のあるビタミンC誘導体、真皮を再生してくれるペプチドを配合した化粧品などが良いでしょう。乾燥や刺激は肌の老化を促進させるので、日々のスキンケアを怠らないことがとても重要です。

毛穴が目立っていると皮脂が過剰だと勘違いしやすいですが、たるみ毛穴の場合は皮脂の過剰な分泌はありません。そのため、洗顔はやさしく最低限での回数で大丈夫。洗顔による皮脂の取りすぎは肌の乾燥を招いたり、刺激によってターンオーバーが乱れたりしてしまいます。

つまり毛穴

毛穴につまった皮脂や汚れが原因のため、洗顔でしっかりと汚れを取り除いてあげることが大切です。吸着力のある洗顔料や、酵素洗顔、クレイパック、スクラブ剤などを積極的に取り入れるとよいでしょう。酸化して黒ずみになってしまった毛穴汚れに対しては、抗酸化作用のあるスキンケアコスメを取り入れると効果が期待できます。美容液を使って毛穴ストレッチなどを行ったあとに洗顔するのも効果的。

また、つまった角栓をつい絞り出したり、ピンセットなどで抜いたりしたくなることもあると思いますが、これは絶対に避けましょう。毛穴や周囲の皮膚を傷つけてしまう可能性があり、そこから炎症が起きる場合があります。炎症が起きると跡が残ってしまうこともありますので、きれいな肌を目指す人にはおすすめできません。

どのタイプにも取り入れて! ホットパックが効果的

ここで、すべてのタイプにおすすめのケア方法をご紹介します。それは、温めたタオルでホットパックを行うこと。ホットパックで毛穴を開かせ、毛穴のなかの汚れをしっかりと取り除いたり、スキンケアの浸透をよくしたりする効果が期待できます。

ホットパックに使うタオルの作り方は、

  • 清潔なタオルを水に塗らし、しっかりと絞る
  • タオルを電子レンジで30秒~1分加熱する
  • 熱くなったタオルを取り出し、じんわり温かいくらいまで軽く冷ます

加熱した直後のタオルはかなり熱いので、やけどに注意して取り扱ってください。レンジから取り出したり、冷ましたりするときはタオルの端を持つとよいです。

ひらき毛穴・つまり毛穴タイプの方

洗顔の前にホットパックを行うのがおすすめです。クレンジングでメイクをしっかりと落としたら、洗顔の前に温めたタオルを顔全体、もしくはTゾーンなどの気になるポイントに乗せ、そのまま3~5分置きます。体の力を抜いてリラックス。その後、しっかりと泡立ててやさしく洗顔をしてあげます。温めることで毛穴がひらき、毛穴に落ち込んでしまった汚れや頑固な角栓など、しっかりと取り除くことができます。洗顔後は乾燥しやすいので、すぐにスキンケアを行いましょう。

注意してほしいのは、クレンジング中にホットパックやマッサージを行わないこと。クレンジングによってメイク汚れが浮いた状態は決してきれいな状態とは言えません。汚れを顔に長時間残しておかないようにしましょう。クレンジング中のマッサージは汚れを毛穴に戻して押し込むことに繋がるので、おすすめできません。クレンジングは肌に負担をかけるため、できるだけ短時間で済ませましょう。

たるみ毛穴タイプの方

クレンジングと洗顔後、スキンケアの前にホットパックを行うのがおすすめです。スキンケアの前に、同様に温めたタオルを顔全体に乗せ、3~5分置いてリラックス。その後、美容液や化粧水などを使うことで浸透を助けます。

このタイプの場合は皮脂の過剰な分泌が原因ではないので、乾燥を感じる場合にはスキンケアに適度なオイルを足してあげましょう。

注意して! おすすめできないスキンケア製品

毛穴のケアをいえば、角栓がごっそり取れると話題になった毛穴シートを思いつくかと思います。しかし、毛穴に落ち込んだ角栓を無理やり剥がす方法は、皮膚を傷つける可能性があるためあまりおすすめできません。もし使う場合も、頻繁に行うのではなく、お肌のクールタイムをしっかりと確保して使用するのがよいでしょう。

また、メイク落としのためのふき取るクレンジングシートもあまりおすすめできません。ササッとメイクを落とせるため使用している人も多いかもしれませんが、シートタイプはどうしてもゴシゴシと擦ってしまいがちです。ゴシゴシと擦るのは肌への刺激が強いため避けたほうがよいでしょう。

さらに、シートタイプは表面の汚れは落とせても、毛穴のなかの汚れまでしっかりと落とすのは難しいため、結局汚れが残ったままになってしまう可能性も。クレンジングシートを使うのは、疲れてゆっくりメイクを落とす時間がどうしても惜しい! という場合だけに留めて、普段はクレンジング剤をたっぷりと使って摩擦を避けたケアをするように心がけましょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は毛穴タイプの見分け方と、タイプ別のお手入れ方法についてご紹介してきましたが、毛穴のタイプによって、原因もお手入れの方法もまったく異なります。あなたのお肌はどのタイプに当てはまるかしっかり把握して、適切なケアで毛穴とおさらばしましょう! いずれのタイプも、刺激は避けてやさしくケアしてあげることが必要ですので、面倒くさいと感じるかもしれませんが、時間をとってやさしくお肌を労わってあげてください。

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