ボトックス注射を打つとどんな効果がある?シワだけじゃない!小顔やワキガにもおすすめ!
最近では手軽に「プチ整形」を行うことができ、注射やレーザーで行う施術であれば、ちょっとしたメンテナンスとして考える人が多いです。なかでも、特に人気がある施術が「ボトックス注射」。聞いたことがある人も多いと思いますが、ボトックス注射にはどんな効果があるのでしょうか? 今回はボトックス注射について詳しく解説していきます。
■ボトックス注射はどんな施術?
ボトックス注射は、ボツリヌストキシンというボツリヌス毒素から抽出された成分を注射します。本来ボツリヌス毒素は非常に毒性の高いものですが、ボトックス注射は毒性を取り除いたものなので、安心して使用することが可能です。このボトックス注射を打つことで、筋肉の動きが抑制されるようになることからシワやエラの改善などさまざまな効果が発揮されます。
ボトックス注射は病院や美容クリニックのみでの扱いになり、エステサロンでは医療行為にあたるため施術できません。
■ボトックス注射にはどんな効果がある? こんな悩みにおすすめ!
ボトックス注射は、注射をする部位によって効果の現れ方が異なります。しかも、顔だけではなく身体にも打つことができます。どんな悩みにおすすめなのか見ていきましょう!
・シワの改善
10代の頃はシワなんてなかったのに、20代30代になって表情のシワが気になるという人も多いのではないでしょうか。目尻や眉間、おでこなどシワがあるだけで一気に老け顔になってしまいます。
ボツリヌスは筋肉が収縮することを抑制してくれるので、シワをできにくくしてくれます。皮膚がピンと張ったような状態になるので、シワのない綺麗な肌に見せることができるのです。
・たるみの改善
ほうれい線の横のお肉が下がってきて、ブルドック顔になっているのが気になるという人にもボトックス注射はおすすめです。皮膚の浅い部分にボトックス注射を打つと筋肉の表面の動きを弱められるので、たるんでいた部分がリフトアップされます。瞼のたるみや二重あごの改善などにも効果があります。
・小顔効果
顔のエラ部分が張っていると、顔が大きく見えてしまいますよね? エラは、食事をする時の咀嚼によって咬筋と呼ばれる筋肉が発達して角張ってきてしまいます。この咬筋にボトックス注射を打つことで、緊張していた筋肉が緩和されてスッキリとします。そのため、角張ったエラが改善され、小顔に見せることができるのです。ただし、エラが張っていない場合には大きな効果を感じられません。
・ワキガ・多汗症の改善
ボトックス注射は顔だけではなく、ワキガや多汗症も改善できます。ニオイが発生する原因は皮膚常在菌の働きです。汗自体ではなく、皮脂や汚れと混ざり皮膚常在菌によって分解されることでニオイが発生します。皮膚常在菌の働き活発にならないためには、汗を抑制する必要があります。ボトックス注射を脇に打つことで交感神経から汗腺への情報伝達を遮断し、脇から汗が出ることを抑制します。
・気になるふくらはぎや二の腕を改善
ボトックス注射を気になるふくらはぎや二の腕に注射すれば、スッキリと細くすることができます。ボツリヌストキシンは筋肉の動きを抑制するだけではなく、筋肉の量を少なくすることもできるのです。そのため、筋肉を小さくすることで、二の腕やふくらはぎもスッキリさせられます。
・身体への負担が少ない
メスを使って手術をするわけではないので、身体への負担は少ないものです。入院の必要もなく、5分~10分ほどで施術を終えることができます。しかも、顔に施術した場合、終わった後にメイクをすることもできますし、シャワーも可能です。
■ボトックス注射はここが良い!
ボトックス注射には注射する部位によって現れる効果も異なり、さまざまな悩みの改善に用いられています。整形手術をするよりも手軽に施術ができることもメリットの1つですが、なぜボトックス注射を選ぶ人が多いのでしょうか?
・ダウンタイムがない
整形をすれば、整形を受けた患部は腫れるなどして数日は仕事を休まなければいけないことが多いものです。大型連休でもなければ何日も整形のために休むことは難しいでしょう。しかし、ボトックス注射はメスを入れる整形のようなダウンタイムがありません。腫れたり、注射をした部分が変色するなどの異変もほとんどないため、翌日が仕事でも関係なく施術を受けられます。
・周囲に整形したとはバレにくい
ボトックス注射は効果がゆっくりと現れるため、周囲にバレにくいものです。自然な変化に周囲の人は気付きにくいでしょう。整形で劇的な変化をしてしまえば周りにバレることが嫌という人には、おすすめの施術です。
■持続時間はどれくらい? 気に入らない場合はどうすればいい?
ボトックス注射は、打ったからといって効果が一生続くわけではありません。効果は4~6カ月ほどで徐々に落ちつくので、もし仕上がりが気に入らないと感じても、放っておけば元の状態に戻っていきます。しかし、ボトックスの成分が効きすぎてしまうような場合もあります。そうすると、表情が固まってしまったり、人相が悪く見えてしまったり、左右差が出てしまうなどといったことが起きます。こういったボトックスの効果を少し緩和したいという場合には、アセチルコリン塩化物を注入することでボツリヌストキシンの効果を弱められます。少し緩和させることで、自然な仕上がりになるでしょう。アセチルコリン塩化物の注入も、病院や美容クリニックでの取り扱いになります。
■ボトックス注射で注意したい点
ボトックス注射の治療は日本国内でも比較的低価格で受けられるクリニックも多いですが、海外では非常に低価格で受けられるケースもあります。特に韓国では日本の半額以下くらいの金額でボトックス注射が受けられるので、他の施術と一緒に受ける人も多いと思います。
しかし、日本のクリニックで施術を受けるよりも、海外ではボトックス注射の量が多く打たれるようなケースが多いため、仕上がりが不自然になってしまうようなケースもあり、結局日本に帰ってからアセチルコリン塩化物で緩和するという人もいます。
海外で施術を受ける際には、どれくらいの量を注射するのか確認したり、直接施述担当者に自然な仕上がりにしたいことを伝えられるようにしておきましょう。
■まとめ
ボトックス注射は、整形とは言えないほど手軽な施術として認知されています。気になるエラやシワだけではなく、脇汗や肉付きまでも改善できる万能な注射とも言えるでしょう。メスを入れてまで整形するのは怖いけれど、少し改善したいと考えている人はボトックス注射を試してみてはいかがでしょうか?