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ティントリップは乾燥しやすいって本当? 特徴とおすすめの使い方、落とし方を紹介!

今や定番コスメの一つとなったティントリップ。色持ちがよく自分らしい色を楽しめる反面、「乾燥しやすい」「落としにくい」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか? ここでは、ティントリップの特徴とおすすめの使い方、落とし方をお伝えしていきます。

そもそもティントリップとは? 普通の口紅と何が違う?

韓国発祥のティントリップは、唇そのものがじんわりと発色しているような仕上がりになるのが特徴です。「オルチャンメイク」「オフェロメイク」という言葉ともに2015年頃から日本でも爆発的に人気となり、今ではコスメの中で一つのカテゴリーとして確立するほど定番になりました。

・「ティント」とは英語で「ほんのり染める」という意味

「ティント」は英語の“tint”で「ほんのり染める」という意味を持ちますが、ティントリップという言葉に明確な定義はありません。唇をほんのり染めるリップの総称として使われることが多く、スティックタイプやグロスタイプ、パウダータイプなどさまざまな形で市販されています。

ティントリップには染料が配合されている

通常の口紅とティントリップの大きな違いは、色素の原材料です。顔料か染料が使われています。通常の口紅は、油や水に溶けない色素(=顔料)が含まれており、それを塗り広げることによって唇に色が付与されます。

これに対してティントリップには、赤色218号や赤色223号などの染料が含まれており、塗布することにより唇表面がじんわりと発色します。

■ティントリップの特徴とは? 乾燥しやすいって本当?

日本では広く普及しているティントリップですが、どんな特徴があるか知っていますか?SNSやネット上さまざまな情報が溢れかえっていますが、今一度その特徴を正しく理解しておきましょう。

・ティントリップは唇自体が発色しているような自然な仕上がりになる

顔料を乗せているだけの口紅とは違いティントリップは唇表面を染めるため、いわゆる「色を塗っている」ような仕上がりではなく、唇自体が発色しているような仕上がりになります。

商品特徴として“じんわり”、“上気したような”、“ほてったような”、“血色感”という言葉を見たことがある人も多いでしょう。そのため、血色の悪さをカバーして健康的に見せたい、気合いの入りすぎないメイクをしたいときに使うこともできます。

・ティントリップは通常の口紅よりも落ちにくく長持ちする

ティントリップのメリットは、なんといっても通常の口紅に比べて色が落ちにくいことでしょう。通常の口紅は油に分散した顔料を唇に乗せているだけの状態であるため、喋ったり飲み物を飲んだりすると物理的刺激で簡単に落ちてしまいます。しかし、ティントリップは染料が唇表面を染めているため、物理的刺激を与えても落ちにくいのです。

・ティントリップは時間とともに青みピンクになりやすい!?

ティントリップは唇の水分に触れpH(ピーエッチ、またはペーハー)が変化することにより徐々に染料が発色し、時間の経過とともに唇がピンクや赤に染まります。

染料の中でも広く使われているのが赤色213号で、この染料は他の染料よりも発色が強く青みの強いピンクを呈します。そのため、塗りたては黄みのある色であっても、時間の経過とともに青みが強く出てしまうティントリップも少なくありません。

・ティントリップは乾燥しやすいと感じる人もいる

自然な仕上がりで色持ちが良いティントリップですが、人によっては「乾燥しやすい」「荒れやすい」と感じる人もいます。これは、ティントリップに有害な成分が配合されているからではなく、色が長持ちしやすく落ちにくいことが原因。

ティントリップの色自体は落ちにくいですが、基材となる油などは特段持ちが良いわけではありません。そのため時間が経つと「色は残っているのに塗りたてのうるおいがない」と感じることがあるようです。

また、落とす時にはクレンジングで入念にオフする必要があるため、きちんと保湿ケアをしないと乾燥に繋がります。これらの理由によって「ティントリップ=乾燥する」と感じる人もいます。

■ティントリップのおすすめの使い方とは?

自然な発色が長持ちするティントリップには、乾燥しやすい、青みが出やすいという注意点がありますが、それらを考慮してうまくティントリップを使いこなしたいですよね。そこでティントリップの特徴を活かしたおすすめの使い方を紹介します。

・乾燥が気になる人は下地としてリップクリームを使いましょう

もともと唇が乾燥している人やティントリップによる肌荒れが気になる人は、下地としてリップクリームやワセリンを塗りましょう。そうすることで、乾燥をケアするとともによりきれいな質感に仕上がります。ただし、油分で唇表面を覆うことになり発色が若干弱くなる可能性があるため、薄めに塗ることをおすすめします。

・ティントリップは単体で使えばナチュラルメイクっぽく!

ティントリップの良い所は唇に健康的な血色感を与えながらもナチュラルに仕上がること。通常の口紅は厚化粧に見えたり唇だけ浮いた印象になったりすることもありますが、ティントリップを単体で使えばナチュラルメイク、すっぴん風メイクにもうまくなじみます。唇を目立たせたくない、薄目のメイクに合わせたいときはティントリップ単体でもOK!

・ティントリップは口紅の下地として使えば化粧持ちアップ!

ティントリップは通常の口紅化粧持ちをアップさせる効果も期待できます。口紅は物理的刺激によって落ちてしまいますが、下地としてティントリップを塗っておけば口紅の色が落ちても目立ちにくくなります。ティントリップの色持ちを活かしながら口紅の華やかさも欲しい人は、ティントリップを塗った上に口紅を重ねてみましょう。

・ティントリップにグロスをオン! ニュアンスを変えてプルプルリップに

ティントリップの自然な発色が好きだけど物足りなく感じる人は、色の薄いグロスを重ねてみましょう。ポイントはティントリップを塗って10分くらい待つこと。しっかりと発色させてから塗ると仕上がりのイメージがしやすくなり、グロスのチップも汚れにくくなります。ティントリップの青みが気になる人はオレンジ系のグロスを重ねることで印象を変えることもできるでしょう。

■ティントリップの正しい落とし方とは?

ティントリップは色持ちが良いというメリットがありますが、それは逆に言えば「落ちにくい」ということ。しかし正しい方法で落とせば問題ありません。ティントリップを使うなら落とし方にも注意して健やかな唇をキープしましょう。

・ティントリップはクレンジング力が強いオイルタイプがおすすめ

ティントリップはクレンジング力の弱いミルクやクリームクレジングではなかなか落ちないので、オイルクレンジングを使うことをおすすめします。まずはティッシュやコットンで唇を軽く押さえ表面の油分や水分をオフ。乾いた手でオイルクレンジングを優しく馴染ませ、ぬるま湯で洗い流しましょう。

・オイルクレンジングが苦手ならポイントメイクリムーバーでオフ

オイルクレンジングが苦手という人はポイントメイクリムーバーもおすすめ。こちらもティッシュやコットンで唇を軽く押さえてから、リムーバーを唇に優しく馴染ませオフしましょう。商品にもよりますが、クレンジング力が強いため比較的速く落とすことができます。

・ティントリップを落とすときに唇をゴシゴシこするのは厳禁!

オイルクレンジングを使う場合もポイントメイクリムーバーを使う場合も、ゴシゴシこすって落とすと乾燥や肌荒れの原因となるのでやめましょう。ティントリップは物理的刺激を与えても落ちにくいので、あくまでなじませて洗い流すというイメージで優しくオフしましょう。

・ティントリップを落とした後は保湿を忘れずに!

ティントリップは念入りなクレンジングが必要な分、唇上の水分や油分が奪われがちです。オフした後はリップクリームやベビーオイルなどでしっかりと保湿をしましょう。「ティントリップは乾燥する」と感じている人の多くは、ティントリップ自体よりもクレンジングによる影響が大きいです。ティントリップを使いこなすためには保湿ケアが欠かせません。

■まとめ

ティントリップは唇をほんのり染めるリップの総称で、染料が唇の水分やpHに反応して発色するため、人や日によって仕上りが異なるという特徴があります。単体で使えばナチュラルメイクに、口紅の下地として使えばはっきりとした口元になります。色持ちが良い分、落とすときには注意が必要です。オイルクレンジングやポイントメイクリムーバーで優しくオフしたあとは保湿も忘れずに!

ティントリップを使いこなして自分らしいメイクを楽しんでくださいね。

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