美肌づくりのためのマストアイテム! 化粧下地の役割・選び方を徹底解説

ベースメイクの最初に使用する化粧下地。美肌づくりには欠かせないアイテムですが、ファンデーションを選ぶとき程のこだわりを持って選んでいる人は多くはいないようです。そこで今回は、化粧下地の役割と自分に合った化粧下地の選び方について解説します。なぜ、化粧下地が必要なのかよく分からない。どう化粧下地を選んだら良いのか分からない。そんな悩みを持つ人は、ここで解決しましょう!

■化粧下地の役割を正しく理解しよう

化粧下地というと、ファンデーションの前に肌に塗るものということは分かっていても、どんな役割があるのかよく分からないという人もいるのではないでしょうか? なかには、「化粧下地は使っていない」という人もいます。

しかし、美肌づくりのためには化粧下地はマストアイテム。なぜ化粧下地が必要なのか、化粧下地の役割を理解しておきましょう。

・肌を守る

メイク前に化粧下地を塗っておくことで、紫外線や排気ガスなどの外的刺激から肌を保護することができます。
また、洗浄力の高いクレンジング剤でしか落とせないような、カバー力の高いファンデーションは肌への負担が大きいものです。その点、化粧下地を塗っておけば、ファンデーションと肌との間に薄い膜を1枚入れることができるので、肌への負担を減らすことができます。

・ファンデーションのノリを良くする

化粧下地には、ファンデーションのノリ・モチを良くする役割もあります。化粧下地を塗ると、ファンデーションが肌にピタッと密着しやすくなり、美しい仕上がりに。また、メイク崩れを防ぐこともできるので、メイク直しの回数が減るといったメリットもあります。

・肌の悩み解消のサポートをする

毛穴が目立つ、肌が乾燥しやすい、肌の色ムラがある、肌がくすんでいる…といった悩みも、化粧下地で軽減することができます。下地を塗るかどうかで、ファンデーションの仕上がりの良さが大きく変わりますよ。

■化粧下地の選び方のポイントは3つ

美肌を完成させるためには欠かせない化粧下地ですが、選び方を間違えると思ったような仕上がりになりません。化粧下地を選ぶ際は、次の3つのポイントを意識して選んでみてください。

・肌質に合ったものを選ぶ

肌質は、大きく乾燥肌、脂性肌、混合肌の3つに分けることができます。それぞれの肌質に合った化粧下地を選ぶことは大切です。

・悩みに対応したものを選ぶ

クマやくすみ、毛穴など、それぞれの肌の悩みを解消するものを選びましょう。化粧下地である程度の悩みを解消しておくと、ファンデーションを厚塗りしなくても済みます!

・目指す肌の質感で選ぶ

マットな仕上がりが好みか、ツヤ感を出したいかで、選ぶ化粧下地も異なります。目指す肌の質感があれば、それに合った下地を選んでください。

■肌質・肌の悩み別に化粧下地の選び方をご紹介

・乾燥肌

潤い重視の化粧下地を選びましょう。ツヤ肌に仕上がるものも、保湿力の高いものが多いのでおすすめです。テクスチャーとしては、コックリとしたもの、トロッとしたもの。「崩れない」と表示されているものは、皮脂対策のものが多いので乾燥肌向きではありません。

・脂性肌

テカリ防止やオイルコントロール作用を謳っている化粧下地を選びましょう。テクスチャーとしては、水っぽいものが脂性肌には向いています。

・混合肌

Tゾーンはベタつくのに、ほかの部分は乾燥してしまう混合肌の人は、崩れにくく、肌の潤いを保つと表示されているものを選んでみて。

もしも肌の乾燥が気になるようであれば、Tゾーンとほかの部分とで化粧下地を使い分けるのがおすすめです。皮脂の分泌が気になる部分にはTゾーン専用のテカリ防止下地を、そのほかの部分には保湿力の高い化粧下地を塗りましょう。

・くすみやクマが気になる肌

くすみやクマが気になる場合は、肌の色を補整するコントロールカラーを使いましょう。各ブランドによってコントロールカラーのカラーバリエーションは異なりますが、自分の肌の悩みに合ったカラーを選ぶのが美肌に近づくための第一歩につながります。

  • イエロー:肌の色ムラが気になる人におすすめ。シミ・そばかす、クマが気になる場合も、イエローを選ぶとカバーできます。
  • グリーン:肌の赤みが気になる部分に。鼻の両脇やニキビ跡、頬の赤みなど、赤みが気になるところに部分使いをしましょう。
  • オレンジ:青クマや肌のくすみが気になる人におすすめです。何だか顔が疲れて見えるという場合に使用すると、肌色が明るく見えます。
  • ピンク:肌を血色良く見せてくれるカラーです。顔色が悪いと言われることが多い人には、特におすすめ。
  • ブルー:肌に透明感を出してくれるカラー。肌が黄色くくすんでいる人が使用すると、くすみが解消されます。
  • パープル:ブルーと同様に肌に透明感を出します。肌色をワントーン明るく見せてくれるので、ハイライト効果を狙ってTゾーンや目の周りのCゾーンなどに使うのもあり。

・毛穴が気になる肌

ファンデーションを塗っても、毛穴が隠れない。メイクしてすぐはキレイなのに、時間が経つとファンデーションが毛穴落ちしている。…というように、毛穴が気になる場合は、毛穴ケアに特化した化粧下地「ポアプライマー」を選びましょう。
ポアプライマーには、全顔用と部分用とがあります。毛穴が気になる部分の範囲によって、全顔用か部分用かを決めることができますが、どちらかというと、部分用を使うのがおすすめ。

ポアプライマーには毛穴を目立たなくする働きはあっても、肌色をキレイに見せたり、クマやニキビを目立たなくしたり、といった働きはほぼ期待できません。なので、顔全体に通常の化粧下地を使って、気になる部分にだけポアプライマーを使うという使い方がおすすめです。

■ツヤ肌? マット肌? なりたい質感で選ぶ

みずみずしくて潤いのあるツヤ肌とお人形のようなマット肌、どちらを目指すかで、化粧下地も変えましょう。

・ツヤ肌

しっとり系の化粧下地を選びます。また、肌の内側から輝くような質感を得たいなら、パールが入った下地を選ぶと、ツヤツヤの肌に。

・マット肌

マットな仕上がりを目指すなら、毛穴対策と皮脂対策が欠かせません。オイルコントロール作用のある化粧下地やポアプライマーを使うと、毛穴レスのマット肌に近づけますよ。

■まとめ

化粧下地は、ファンデーションの仕上がりを左右する重要アイテム。ただし、自分の肌に合ったもの、また自分が目指す質感に合ったものを選ばないと、化粧下地の長所を十分に引き出すことはできないものです。こちらでご紹介した選び方を参考に、自分にとってお気に入りの化粧下地を見つけてみてください。

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